2016年3月17日木曜日

二月の活動報告

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6日  「日本バッハコンクール全国大会 中学生B部門」の審査をしてきました。
王子ホールでの総勢103名の皆さんの堂々とした演奏には、心打つものがありました。中学生がフランス組曲を軽やかでエレガントに、そして平均律をみごとに弾きこなすほどの実力がついてきたことを実感しました。中学生という難しい年代にどのように練習時間を確保し、モチベーションをキープしたのか、指導者としても大変興味深く話を聞いてみたくなりました。思春期で情緒不安定な時期に一つのことに集中できることは、これからの人生において大きな力となるでしょう。日々努力を惜しまずピアノに向かっている中学生にエールを送ります。

11日  「第4回バスティンパーフェクトセミナーin宇都宮」を開催
今回はベーシックス版レベル1・2です。音楽として実りある作品が多くなりますので、テクニックの必要性をお伝えしました。アフタータッチ、3種類のスタカート、1モーション、スケール、重音など8種類のテクニックの習得は必見です。
参加者の方々のもう一つの楽しみはティータイムです。1月に行われたレッスン見学にご参加下さった先生方が数名おりましたので、その話題で話が弾みました。テクニック教材の使い方、全調メソードの活用法など、各参加者の感じられたことをお話下さり、充実した時を過ごしました。

1314日「日本バッハコンクール全国大会」において
「小学校56B部門」 AKさん 奨励賞受賞
彼女は中学受験と両立させシンフォニアにチャレンジしました。本番はミスをしてしまったようですが、よくがんばりました。やる気のある彼女のレッスンは指導者としても楽しみです。
「小学校34B部門」 KKさん 銅賞受賞
地区大会終了後、全国大会用の選曲をしたためお正月は譜読みをがんばりました。それからの1ヶ月間、彼女は目標に向かう前向きなたくましい姿を見せてくれました。
「小学校34A部門」 SKくん 銀賞受賞
彼も全国大会用に曲を変えました。そのせいか、お正月が入ってしまったからか、彼のモチベーションは上がらず、最後のレッスンのときにも仕上がった演奏は聞かせてもらえませんでした。「S君らしい演奏にしようね!」と送り出しました。S君!あれから集中して頑張ったんだね。先生にも聞かせてほしかったなぁ・・・苦笑

29日  「第4回バスティンフォーラム2016」総合司会
前日から喉の調子が悪く声が出るのか心配でしたが、最後までやり通せて安堵しました。皆さんにご心配をおかけしてしまい、心苦しく思っています。
今回の宇都宮バスティン研究会は15名が参加しました。ブースを開き、人気教具の販売をしつつ全国の先生方と交流を深めました。活動報告のコーナーでは4番目に登場。2年間の月日をかけて作成した「規約について」、フォーラムのために作られた「音程のうた」、「呼吸法について」の3項目の発表です。フォーラム担当の先生方による寸劇仕立てのステージは「さすが宇都宮!」という好評を頂き大成功でした。スタッフの方々をはじめ研究会の先生方、ご苦労様でした。何事も前向きで真剣に取り組む宇都宮バス研を充分にアピールできたと思います。発表の様子は宇都宮バスティン研究会のホームページをご覧ください。


IKUKO



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2016年3月1日火曜日

ピアノ指導者として

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私がバスティンメソードを学ぼうと思ったきっかけは、恩師の姪子さんをお預かりすることになり恩師からバスティンメソードを薦められたからでした。
とにかく勉強しなきゃ!と思い右も左もわからないうちにバスティンツアーに参加したのです。ツアーに参加してみると私の知っている指導法とは水と油のごとく違うものでした。帰りの機内では、驚きと感激と期待とが入り混じって興奮し「帰国したらどのように勉強しようか」と思案し続けていたのを昨日のように覚えています。その後、バスティンメソードの理念を知れば知るほど、奥の深さと創始者の学習者への思いが見えてきて益々魅力を感じるようになりました。

あれから30年あまりバスティンメソード一筋の指導人生です。楽しみながらいつの間にか身についてしまうソルフェージュやセオリーの分野。そして良質な知識と耳を養いつつピアノ指導が始まります。しかもグループレッスンと個人レッスンを併用することの大きなメリットがあることも知りました。時を同じくして、私の息子2人ともピアノ教育を始める頃でしたので100%私の実験台となりました。何よりそのような存在が我が子でよかったと胸を撫で下ろしながら、息子たちには「ごめんね!」と心の中で詫びています(苦笑)それでも音楽大好き人間に育ってくれたことは嬉しく思っています。

バスティンメソードはセオリーとテクニックを両輪としてしっかり学び表現とつなげていく総合教材です。そしてその表現をするために関連する全てのことが、系統立って組み立てられ見事なカリキュラムとなって提示されています。実に完成度の高いメソードだと言えると思います。バスティンで学んだ方はバッハやモーツァルト、ベートーヴェンをはじめショパンやシューマンなどの上級の作品を自らがアナリーゼして表現方法を見出していけるのです。

私は曲がりなりにも音大で楽典やソルフェージュ、和声学などを学びました。それがピアノ演奏にどのように関連しているのか知らないで卒業しました。今から思えば実に恥ずかしいことであり残念なことでもあります。学生時代にもっとその重要性に気づいていれば・・・といつも悔しく思っています。それに気づかせてくれたのはバスティンメソードだったのです。このようなメソードにめぐり会えたことが嬉しくバスティン先生に心から感謝しています。でも指導者にとってはけして易しいテキストではないでしょう。なぜならテキストには参考書がないからです。生徒と同じテキストの一曲一曲に与えられた指導内容を読み取り教えなくてはなりません。指導者が総合的な指導カリキュラムを持っていないと、指導不足または要求過多で生徒が消化不良になってしまうなどのケースが出てきてしまうのです。それには指導者自身の学びへの精神と経験が大きく影響するでしょう。そのために指導者は学び続けていなくてはなりません。その重要性と必要性を感じてらっしゃる指導者が大勢いらっしゃるのだと思います。ですから私のような者のセミナーに、リピーターの方々が何度も足を運んで下さるのでしょう。そして私もその方々に背中を押されるような思いで学び続けるのです。


バスティンメソードがセオリーとテクニックと表現の相互関係においてバランスよく学ぶことと同様に、生徒とのレッスン経験と保護者との信頼関係とセミナーの受講者の皆さんとの相互関係によって現在の自分に育てて頂いたと感謝しています。残りの人生を私の知識と経験が、私と縁のあった方々にお役に立つのならば精一杯努めさせて頂こうと思っています。




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