2019年11月6日水曜日

耳を養う大切さ

こんにちは。いくこです。 
 令和となって半年、先日行われた即位礼の儀式は厳かで格式高く、女性皇族方の12単に身を包まれたお姿に魅入ってしまいました。このような儀式を拝見出来たことに感激でいっぱいになりました。日本の古式ゆかしい儀式を継承しつつ、新しい時代を迎えることに誇りを感じ日本人で良かった!と思いました。
 私たちの学ぶクラシック音楽も、400年からなる西洋の歴史を背景に鍵盤楽器の演奏を伝承している世界です。20世紀以後は録音・録画が進化しましたが、それまでは人から人へ演奏をして伝える方法でした。音楽は書けません。見えません。そういう意味では伝えることは難しい分野かもしれません。
 
ですからまず、私たち指導者は耳を養うことを一番に取り組みます。そして年齢と共に心の成長、技術の向上をみて指導していきます。歴史を作ってきた先人たちに習い、間違ったことを伝えないように自覚を持って生徒さんに接せねば…と心新たにしました。でも現代の録音機能が進化したとはいえ、生の響きに勝るものはありません。 
ですからレッスンでの先生の音を聞き、響きを感じ学習して下さい。一回一回のレッスンを大切に受けて下さいね。 
私たち指導者は 生徒さんに先人に習うことの尊さをも伝えたいと願っています。

いくこでした。