2022年8月29日月曜日

里紗!!おめでとう。

 ピティナコンペティションにおいて、今年も中山里紗さんがグランミューズA1カテゴリー 第2位という好成績を修めました。毎年のことですが彼女の努力と意志の強さはもちろんのこと、今年は演奏活動・生徒指導を両立する中で、計画的に目標に向かって邁進する姿が印象的でした。忙しいながらも練習時間を確保し、総合力をもって仕上げていく力を身につけました。自らの力で仕上げたことが結果に結び付いたのだと思います。後に続く者たちの指針となる姿を示してくれています。

 彼女を知る人は口を揃えて「すごいね!」と言います。しかし彼女自身は唯々「ピアノが好き・ピアノを弾いているのが好き・どうせやるなら目標を持とう」と思っているだけだと思います。日頃の努力が認められたのです。 

🎵努力に勝るものはないですね🎵

里紗!!おめでとう。心から祝します。




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utsunomiya.pianosensei@gmail.com

成長の記録

    慌ただしい夏休みが終わり、新学期が始まりましたね。コロナの第7波は、私たちの身近に押し寄せてくる感じでした。毎日のように、感染した、濃厚接触者になってしまったとの連絡が届く8月でした。

 さて本日は、幼稚園生、小学校低学年から2名、高学年の4名の生徒さんの成長の様子をお話ししましょう。

幼稚園年長:親のリードが強く節度ある生活ができません。やりたい時にやりたい事をやるという日常のようです。自由奔放なAさんが、決められた時間内に充実したレッスン内容で取り組むことは大変難しいです。毎回のレッスンでは眠くなる・大泣きをする・やりたくないと連発するのどれかです。レッスン時間を変えても同じでした。習い事をする体制ができていません。まず節度ある行動ができることはとても重要な要素だと思います。年齢ではなく、その子の成長の状況で学びを始める時期を考えましょう。
そして「やる時はやる」「遊ぶ時は遊ぶ」「食べる時は食べる」とけじめある生活ができるようにしましょう。そして我慢をするという事も教えなくてはなりません。ある時、お母さんに「この我がままを何とかしましょう!」と申し上げたところ「これは我がままなのですか?」との返答でした。その時からお母さんが「我がまま」を意識され接しているようですが、6年間我がまま放題の生活をしてきたので、そう簡単には治りません。Aさんの成長を待ちます。

小学低学年Bさん:何に対してもポジティブ。何に対しても明るくやる気に満ちています。そんなBさんが、コンクールで自分より先に学校のお友達が通過を決めてしまい、自分が追いかけるという状況に遭遇しました。Bさんにとって初めての経験です。すると不安が宿り自信を失くし、できれば避けたいという気持ちでいっぱいになりました。集中力がなくなり注意散漫。顔色も変わり気持ちが小さくなっているのが見てすぐに判る状況です。そこで「逃げちゃダメ!!」と私が強い口調で諭しました。その後、無事に通過することができ、また前向きなBさんに戻りました。ひと回り大きく成長した夏でした。

小学低学年Cさん:ピアノが大好きだけど、自信がないと一歩も前に進めない内気なCさん。昨年のCさんは、練習はしっかりしてくるのですがレッスンになると不安との葛藤の時間になってしまいました。ピアノの前に座る事も、もちろん音を出す事も大変な状況でした。それが今年のCさんは、本人の中にバロメーターがあるらしく、できると思ったことには一生懸命取り組みます。努力することを惜しみません。
選曲も自分のバロメーターのふるいに掛けて、強い意志で線引きをして曲を決めました。よーく自分が解っているようです。この一年の心の成長は凄かったです。個性をしっかりと育むでしょう。

高学年Dさん:学校ではリーダー的存在。しかしコンクールの過去2年間は思うような結果が出せませんでした。それには理由があります。Dさんは中学年の頃にお母さんとの練習を嫌いました。この状況は誰にも起こり得る事です。普通はそれを何とか折り合いをつけて親子で練習に励む方がほとんどです。(コンクール時期は)しかしDさんのお母さんは、自立を促しました。そのために一人での練習となりました。コンクールはバトルを繰り返しながら親子で奮闘し参加する方が9割でしょう。その中で子供だけの力で練習をして挑戦するのですから、結果が出ないのは当然です。もちろんお母様は違った形でのサポートはされていましたが。ところが今年のDさんは、コンクールを受けると言ってきました。その上に、学校の伴奏曲を2曲も引き受けて、コンクール曲と同時進行で練習するという二刀流を目指すこととなりました。元々マイペースなDさんは器用なタイプではないので心配でしたが、両方をやり遂げコンクールも通過しました。Dさんにとって自信をつけた夏でした。その後のDさんは、次のコンクールに向かってスタートしています。

コンクールを通して人をつくることをモットーにしています。お子さんを敢えて瀬戸際に立たせて見ることは、お子さんの成長過程にとって大きな経験になるでしょう。それは保護者にとっても学びの経験です。そしてお子さんの成長を確認しましょう。
それを感じると、お子さんもお母さんも私もみんな嬉しくなるものです。


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