2022年12月2日金曜日

11月の嬉しい報告

 11月はいい知らせが2つありました。


 去る11月13日に宇都宮短期大学音楽科創立55周年記念演奏会で、グリーグのピアノコンチェルトが行われました。その1楽章ソリストとして、卒業生代表加藤紗耶香さんが演奏されました。基礎力もあり、解釈もきちんとされた説得力のある演奏であったと、多くの方から嬉しい感想をいただきました。
私のところに来た頃は、音も響かず、ひたすら打鍵ばかりをレッスンしていた記憶があります。その彼女が、オーケストラに負けない音を出していました。常の研鑽の証ですね。




次はコンクールの報告です。
栃木県ピアノコンクール本戦が11月20日に行われました。そこでF級(高校生の部)でK・Kさんが金賞をいただきました。おめでとう!!
彼女は高校受験のため、昨年12月からお休みをしていました。今年の夏休みに復帰。復帰後、初めてのコンクールでの受賞です。素晴らしいことです。
復帰後の彼女は、高校受験を乗り越え一回りも二回りも大きく成長した姿で戻ってきました。ですから、充実した理解力と表現力を求めることができました。
これから益々成長することでしょう。


  師走の由来はいくつかあるようですが、師はお坊さんを指すようです。お坊さんが年末はお経をあげるのにも大変な時期であるということから師走と言われるようになったようです。

 私にとってこの一年は年中師走だったよな気がします。いつもお尻を叩かれているようで、走り続けてきました。去る11月13日には、宇都宮短期大学音楽科創立55周年記念の同窓会・記念演奏会が開催され、その準備に翻弄していました。お陰さまで来場者1,400名、メインコンサート来場者450名以上と満員御礼状況となりました。当日券を求められる方が多く、最後は入場をお断りする事態となりました。有り難い悲鳴です。

コロナ禍での開催ではありますが、開催する側、参加される側の両方での予防する習慣が成功に導けたのだと思います。そして自信にもつながりました。今また、全国的には感染者が増えてきているようですが、私共には開催後そのような報告はありません。ホッとしています。メインコンサートは、ピアノあり、オーケストラあり、歌あり、合唱ありと盛り沢山なプログラムでしたが、どの演奏も好評で55周年記念にふさわしい演奏会となりました。宇短大学生・卒業生・教員が一丸となって行なった大イベントでした。ご来場、ご協力下さった方々に深く御礼を申し上げます。


 さて、私は指導者を本分として生きてきました。音楽は人を作ります。子供たちが音楽を通して、人として大きく成長してほしいと願っています。その信念は変わりません。生徒さんと音楽づくりをしている時が一番充実していて楽しいです。苦労しながらも作品を仕上げていく過程には、その作品、作曲家の時代背景に始まり楽曲分析をして、表現するための技術の習得と表現方法を決めることなど、そのプロセスは数限りなくあります。それを生徒とともに一つずつクリアーして本番を迎えるまで導きます。その間、精神的なアプローチが重要で、生徒さんの性格に寄り添いながらサポートに徹します。どのように導くのか全てが試行錯誤の連続です。私はこのような時間が大好きです。


 ピアノ指導者は保護者とは違った立ち位置でお子さんと向き合います。子どもは必ず親元から離れていきます。その時に自立した一社会人として成長していくことを目指しています。人としての成長、心の豊かさを教えていくのです。私は子育ての期間は子供が親元から離れていくまでと考えています。我が息子は39歳になりました。親元を離れて20年になります。私の子育ての結果を20年間見続けています。反省することも後悔もあります。その経験をレッスンに投入しています。当教室は子育てを支援することをモットーにしています。親として悩むことなどありましたら、遠慮することなく声をかけて下さい。お母さんに迷いがあることはお子さんに大きな影響を及ぼしますので、早くに解決しましょう。

新年度に希望を持つために!!


小倉郁子 

<生徒さん募集中です!>

土曜日、日曜日、対応可能です。お気軽にお問い合わせください♪♪

utsunomiya.pianosensei@gmail.com

栃木国体での当教室の生徒さんの活躍&先輩生徒さんの演奏会@東京藝大奏楽堂

 10月は、42年ぶりの「いちご一会とちぎ国体」に始まりました。パラ国体まで盛会に終えることができ、栃木県民として嬉しく思いました。実は42年前の栃木国体の開会式に私は参加していました。

「あれから何と42年も経ったのかと・・時の経つのは早いものだ。」と一人感慨に深けっておりました。(苦笑)それはさておき、今回の開会式に当教室のS・Aさんが進行役を立派に務めました。私もTVで、彼女らしいハキハキとした清々しい司会とダンスで堂々と大役を果たしている姿も観て誇らしく思いました。


そして月末には、やはり当教室出身のS・Eさんが東京藝大の演奏会に出演されました。私も藝大に駆けつけ、演奏を聴いてきました。藝大校内にある奏楽堂が会場です。由緒ある素晴らしいホールで、彼女も4年間の集大成である練習の成果を余すことなく披露してくれました。彼女が小学生の時からレッスンをしてきたこともあり、感無量でした。奏楽堂のステージに立つまでには紆余曲折ありましたが、自分の道を全うし音楽を表現している姿から喜びが溢れていました。



表現するということは自分を曝け出すことです。自分がどんな感性を持ち、どんな考えを持っているのか、それをどのように表現するのか全て内なる力から現れてきます。感性を豊かに磨き、表現したいという気持ちを大切にすることは自然なことです。練習もしない、実力もないけれどステージに立つことが好き、人の前で何かを披露することが好きなど、自分を表現したい種火だけは持ち合わせている子どもたちが多勢います。つい大人は、練習もしないのに!勉強もしないのに!とその種火を潰そうとしてしまいます。ぜひその種火を成長させることをお考えください。長いスパンで成長を促しましょう。大人になって生きてくる資質です。それがどの世界で生きるかはわかりません。プレゼンテーションが重要な世の中です。自分の考えや企画を発表する機会は日常的にあるはずです。その時に実力を発揮できるかは人生を左右することもあります。その種火です。そのために総合的に子どもを育てましょう。将来に投資をしているのですから。5年後、10年後にどのように育っているかイメージして逆算することが、子育ての秘訣です。

そう考えて、普段の指導に当たっています。こどもたちの成長のお手伝いをできるように、これからもがんばります。


小倉郁子

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utsunomiya.pianosensei@gmail.com