2017年4月26日水曜日

〜小倉郁子のバスティンメソッド解説〜①概要

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前回までの「コンクールについて」を書き終えた後、ふ〜と力が抜けて桜🌸の美しさに見とれていました。気がつくと4月半ば。カツを入れて始動開始です。

 ここからはピアノ指導者として、バスティンメソードに関わる事をまとめてみようと思います。今回は初回ですので「バスティンメソードの概要」と「パティーシリーズの概要」をまとめることにしました。


【 バスティンメソード概要】

“バスティンメソードとは”
  *1970年代にバスティン夫妻によって創られました。単にピアノの演奏技術を身につけるだけでなく、音楽のあらゆる分野を学習しながら幅広い音楽体験が出来るように構成された総合教材です。

  *音楽のあらゆる分野とは何を指すのでしょうか。「ピアノパーティーガイドブック」を読んで頂ければ、バスティン先生の主旨がご理解頂けると思います。

 ⒈ テクニックの下地づくり
良い手の形を作り、腕・手・指の筋力を上手に使い、無駄のない動きで響きの良い音を出せるようにします。そしてその音を判断出来るようにします。

 ⒉ 鍵盤の完全な理解
鍵盤がどんな仕組みになっているのか理解させます。音には高・中・低がある、2つと3つの黒鍵、キーボードは7つの音の繰り返しが7回、それを5指ポジションで全調を経験させます。

 ⒊ リズムの基礎能力づくり
リトミックなどで身体で音符の長さ、重さ、広さを学ばせることは勿論、カードや線の長さで視覚的に音価を学ばせます。そして拍子感を身につけさせたいです。
           
 ⒋ 初見能力を養う
プレリーディング期間に、音符の動く方向に目を移し、リズムと指番号を一致させて弾きます。その時に声に出してカウントすることが出来るようにします。
           
 ⒌ 移調
キーボード上での移調は音程感覚を身につけることが目的です。

 ⒍ 和声分析・カデンツ能力を育てる
メロディーに対して1度とⅤ7の和声付けが出来るようにします。そしてカデンツ感を養います。
           
 ⒎ 聴音と即興の能力養成
音感の習得は早期にすることが大切で聴覚の発達には必要不可欠なものです。自分の出した音が正しいのか判断するための手段だからです。
           
 ⒏ 楽典の基礎知識
調性・音程・和声そして和声構成を理解させることを目的としています。それは楽典の知識が音楽を理解するために重要な条件だからです。
           
 ⒐ 様々な音楽スタイル
偏りのない多種多様な音楽に触れ感性を磨くように導きます。
           
 10. アンサンブルの重要性
パートナーと一緒に音楽を創り、心を合わせて演奏する喜びを養うことは勿論、バスティン先生は確実な初見能力と安定したテンポ感を身につける重要な手段であると位置づけています。


“バスティンメソードの特徴“
 バスティンメソードでは3つの事を柱にして学習するように構成されています。

    ①数こなし式
楽に弾ける曲を数多く宿題に出す。その結果、生徒はたくさんの曲を弾けた達成感が得られます。するとやる気が出て意欲的に練習するようになるので、読譜力や初見力が自然に身につくのです。因みにバスティン先生の1週間の宿題は約15曲位です。

    ②かみくだき式
一つの課題を基礎・応用・展開へとstep upするように構成されています。3種類のテキストと併用曲集によって、あらゆる角度から課題を学習出来ます。

    ③逆算式
生徒さんのゴールの姿から逆算して、現在の生徒さんに何が必要か見極めて指導します。


   生徒さんが名曲を弾くためにも88鍵の鍵盤を難なく弾きこなせなくてはなりません。そのために早期に全調を導入しています。この方法によって、早い段階から自分で学習する力を身につけることができ、「演奏を 楽しむ」という音楽の本質的な価値を理解することができるのです。


【パーティーシリーズの概要】

“パーティーシリーズとは“
 個人レッスン・グループレッスンでも使えるピアノ導入期の包括的な総合カリキュラムでのテキストです。

*読み書きの出来ないお子さんから可能なテキストです。
無理なく、楽しく自然にレッスンにとけ込み覚えていくように考案されています。

*プレリーディング方式から5線読みへと画期的なプロセスにおいて読譜を完成させます。

*1曲ずつ指導目的と指導方法が提示されたガイドブックが用意されています。


  🎹 ピアノパーティー
・鍵盤図やプレリーディング方式により、基礎知識を学び5線譜へと移行します。

  🎹 聴音と楽典パーティー
・プレリーディング譜で読譜の準備を行い、視覚的に対応できるようにします。
・ピアノパーティーで学習した事の定着のために「書く・弾く・聴く」をより深く実践するためのワークブックです。

 🎹 パフォーマンスパーティー
・学習内容をあらゆる角度から繰り返し学びます。

以上です。次回はパーティーシリーズAを取り上げたいと思います。お楽しみに‼︎


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2017年4月11日火曜日

ムジカノーヴァ(予告)!!

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 こんにちは。ここ最近は少しばかり固いお話が続いていましたね。しかも凄い長かった。。それでも読んで下さってありがとうございます。

 今日は有名な音楽雑誌の「ムジカノーヴァ」の宣伝をさせていただきます。次号5月号の一部の執筆を担当しました!
こちらのウェブサイトになります。



これまでも何回か執筆を担当していますが、今回はエチュードを題材に、手の小さな子どもにとって難しい跳躍進行の弾き方や、下行スケールの練習法について書かせてもらいました。決して大きなスペースではないのですが、ピアノの練習に励む多くの子どもたちのために私も一生懸命書きました。もうすぐ発売になりますので、ぜひ手に取って目を通していただければとても嬉しいです。皆さん、よろしくお願いしますね!


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2017年4月2日日曜日

豊かな人生を

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3ヶ月との長きにわたりコンクールについて書いてきましたが、ついにまとめの章になります。最後まで読んでくれるととても嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

 偶然にも子育てとバスティンメソードに巡り会った時期、それに生徒をコンクールへと挑戦させるようになった時期が同じだったことで、私の教育モットーである「人づくり」の基本ができました(こちら)。そして長らくピアノを通して子どもの教育に携わる中でコンクールが人づくりに大きな好影響を与えることに気がつきました。「ペダルは使い方一つで良薬にもなる」とピアノ演奏において言われているのと同じく、コンクールも考え方や使い方に充分な配慮が必要なことは確かだと思います。しかしそれでも私が子どもの教育にコンクールの活用をお勧めするのは、コンクールが人づくりにとても効果的だからです。もちろんとても良い意味においてです。

 では具体的にお話しましょう。まず大人の私が常々考えいるのは、子ども達のおかれる境遇です。今の子どもたちが活躍する社会は良くも悪くも競争社会です。それを避けることはとても難しいでしょう。一時期ゆとりを持った教育環境をという考え方が世間を賑わせましたが、今ではその揺り戻しとも言える競争社会が見直されてきていますね。そして更に、あまり良い言葉ではありませんが、格差という言葉も随分と耳にするようになりました。そのような社会で生きていくためには、逆境にもめげず挫折を経験してそれを乗り越える術と知恵を身につけさせたいものです。それには少々厳しい条件のもとで学ばせることが良いと思い、40年ピアノ教育を続けて来ました。以前にもお話したように、コンクールは家庭内で取り組めること、他の習い事より早く始められること、そして本気になれること、しかし命の危険性は無いことなどの素晴らしい好条件を満たしており、子どもを上手く導くための教育ツールにはもってこいと言えます。(こちらをご参照ください:,,)音や音楽に集中して判断することは、人の話を聞く、注意深く物事に取り組むなどその後の成長に大きく影響します。また音楽やリズムに合わせて歌う、身体を動かすなどの表現を学ぶことは心の開放を促します。そして多くの人の前で演奏を披露することは、自分の意見や考え、その他まとめあげた事を発表するなど、プレゼンの要素を養っているとも考えられます。ここで、昔から「三つ子の魂百まで」と言われるように、その子の本質は3歳までに形づくらると言う事を忘れないようにしましょう。そのために子どもができる事は、適切な時期を見計らって着々と養っていく事が必要だと考えています。その意味では、ピアノにはお勉強よりも随分と早期に始められると言うメリットがあります。お勉強を始める前の基礎作りと考えても良いとでしょう。その上でコンクールの使い方について私の考えをまとめてみたいと思います。

 私が考えるコンクールの目的は次のようです。子どもと親に分けて書いてみました。
【子ども  】
① 自分を高め、自分の限界に挑戦することの喜びと尊さを知る
     目標に向かって毎日コツコツと努力する姿勢を身につけ、自分を磨くことに労を惜しまない 。何事も前向きで一歩一歩自分の人生を切り開いていく力と精神力を養う。またどの位努力しないと公には認めて貰えないのかを体感する。  そして自分より努力している人が多勢いることを認め、謙虚な心を持って日々の努力を全うする。 
 ここで小2男の子の、ピティナの全国大会の結果発表のときの経験談をご紹介しましょう。お陰様で銅賞の発表で名前を呼ばれました。喜びと安堵感に浸っている時に、隣の女の子から「何時間練習したの?」と聞かれたそうです。そこで彼は「6時間」と答えると「私は8時間」と返答したそうです。そして彼女は銀賞で名前を呼ばれたのです。その一瞬の会話が彼の中に強く印象付けられ教訓となりました。頂点に登り詰めてきた方々が作る身の引き締まる環境を、身体で感じることが大切なのです。その後の彼は自らが頂点を目指す努力をするようになりました。

② 強い精神力と冷静な判断力を身につけ、自立への道へ歩む
   ピアノは人前で演奏するという宿命があります。本番の数分の演奏のために何百時間という時間をかけて練習します。そしてそれまでの集大成として1回だけの演奏に力を注ぎます。極度な緊張に耐え、自分の実力を出し切ることの苛酷な挑戦です。どんなアクシデントが起きても、その場で判断して対処しなければなりません。そのような体験は本番でしか出来ないのです。マインドコントロールを身につけるのは実に大変です。経験が物を言います。その経験量を増やすためにも幼い頃から「本番」を経験させた方が良いでしょう。加えて小さい子どもの吸収力というのは大人の想像を超えていくことが多いものです。大人が心配を感じるような思い切った挑戦や経験でも、驚くべき力を発揮して貴重な経験を吸収する逞しい子どもの姿を見るのも、実は珍しくはありません。そうやって得た経験はその後、学校でも社会でも大いに役立つでしょう。
 ここである生徒の例をお話します。中1の女の子が英語のスピーチコンテストに挑戦しました。母親の話によりますと発音が特別きれいというわけではなかったそうです。しかし間の取り方、表情のつけ方、強弱のコントラストなどピアノで学んだパフォーマンス力が自然な形で表され1位を頂けたそうです。きっとこの女の子は私の目の届かない場でも、自己表現の巧みな子に育っているんだと思います。ピアノはピアノのためだけに習うのではないと言う非常に良い例で、大変嬉しく思います。


【親・家族】
① 子どもの真の姿(性格)を見極め子育ての方向性を掴む
    コンクール本番までの練習過程では、目的意識が弱く練習しない、時間はかけているが集中した練習ではない、応用性がないため効果が上がらない、素直だが指示を待っているなどの問題点が見えてきます。そして粘り強いか、打たれ強いか、目標意識があるか、飽きっぽい、諦めが早い、依存している、負けん気が強くがまんが出来ない、プライドが高く失敗を認めない、失敗を人のせいにしてしまう、欲が無い、自信が無いなど子どもの性格が見えてきます。子どもを上手く導いて行くには、早くから子どもの長所や短所を知ることが大切だと思います。

② 子どもに対しての接し方や対処法を学ぶ
    性格は環境によって作られるものだと思います。自我が芽生えてくると自らの力で改善できます。しかしそれ以前は、親やその子に関わる周囲の者がより良い環境を与えて育成していくべきでしょう。子どもは日々成長しています。その成長と共に、親としてどのように接するべきかを常に考えて行動しなければなりません。子どもとの距離をどのくらい取り、リードしていくのが良いのか手探りの経験になります。親も、子どもをよく観察して冷静に対処するテクニックを身につけなくてはなりません。そのためには、親にもキャリアが必要です。子どもの成長と共に接し方や対処法は変わります。コンクールを上手く使って日々その方法を探るというのを私はいつもご両親に勧めています。こういった親の試行錯誤の経験は、子どもの受験時など、子どもにとって人生の一大事の際には大いに役立つと思います。

 以上これまで書いてきたように、コンクールは親にとっても子どもにとってもまさに修練の場です。多くの年配のお父さんお母さんならお分かりのように、子どもが親の導きに素直に応じてくれるのは反抗期までです。子育てに躓かず、上手に子どもを導くには反抗期までがタイムリミットだと考えないといけません。ですから集中して効率よく、身につけさせる事を徹底的に教え込まなければなりません。反抗期までに習得できれば、その後は自分の足で考え、判断して歩き出します。それが自立です。コンクール参加は究極の自立への準備なのだと私は考えています。このようにコンクールを使って親子で奮闘する経験を積んできた人は、小学校高学年頃になりますと「成功へのサイクル」を身につけている事にいずれ気づくでしょう。

          継続 ⇨ 努力 ⇨ 達成感 ⇨ 喜び ⇨ 自信 ⇨ 継続

 このサイクルはピアノだけでなく、勉強にもスポーツにも、もちろん遊びにも当てはまります。自らこの喜びや自信を求めて歩き続けます。このサイクルを身につけた人は、何事にも前向きに取り組むので、結果的に成績も優秀な生徒さんがとても多いです。豊かな人間性も兼ね備え成長します。既にその土台が作られているのです。
 例えコンクールで残念な結果になってしまったとしても、何の心配もいりません。このサイクルの継続と努力の所で、学ぶ方法や身体的および精神的成長のバランスが整なわなかっただけです。ですからもちろん、子どもを責めるようなことはありません。私の生徒さんでも残念ながら努力が結果に繋がらなかった生徒さんはたくさんいます。しかし、こういう時ほど親と指導者が手を取り合い、お子さんの成長に応じて小さなステップを一つずつ越えていく事を教えていこうと私は努力しています。大きなステップは小さなステップの積み重ね以外にありえないからです。そして達成感をご本人が感じられた時に、このサイクルが完成へと向かう大きな一歩に繋がります。その間は少々苦しい日々が続きますが、ここがお母さん、お父さんの力を一番必要とするところです。焦らずお子さんの性格を見て、いつでも楽しく練習ができるよう工夫をして「努力する楽しさ」を教えていけるように講師である私も心がけています。決して他のお子さんと比較しない事‼︎ これを始めてしまうと後戻りできない失敗へと繋がってしまいます。お父さんお母さんの焦りの気持ちはとてもよく理解できるのですが、そう言った焦りは子ども自身が肌身で直感的に感じているものです。子どものために自分のお子さんだけを見て付き合ってあげましょう。この時期が人づくりにとって一番大切なときです。人づくりの土台を作っているのですから…。私の教室ではそのような事にも常に気を配ってレッスンしています。これが冒頭に書きました、コンクールも考え方や使い方に充分な配慮が必要、と言うことです。
 そしてそのサイクルがいったん完成した後は自分の歩む道を真剣に考え、子ども自らが選択していきます。自分の人生に責任を持ち、楽しみながら歩み続ける術を習得しているのです。そして意欲的に社会貢献しています。それを習得出来たのはコンクールに果敢にチャレンジして自分と闘った結果です。このようにピアノという世界にとどまらず、人として豊かな人生を送るための土台づくりのお手伝いをすることが、私の本当の役目だと自負しています。

 これからコンクールに挑戦してみようと思った生徒の皆さんが、コンクールでの経験を上手く利用して豊かで満足できる人生を送れる大人へと成長できるように、精一杯応援していきたいと思っています。コンクールは成長を目的とした物から本格的なプロを目指すのを目的としたものまで様々です(参考にこちら)。子どもの成長に合ったものを選んで挑戦してみたら良いかと思います。そしてここまで熱心に読んでくれた多くの皆さんも、ぜひ失敗を恐れずにチャレンジしてみてはいかがでしょう。
(その他のコンクール関連の記事はこちらこちら
(コンクールの成績はこちら:生徒さんの進路はこちら




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2017年3月9日木曜日

コンクールの成績

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※2017年度のコンクールの成績は→こちら←です
※2018年度のコンクールの成績は→こちら←です
※2019年度のコンクールの成績は→こちら←です
※2020年度のコンクールの成績は→こちら←です

 どんなことでも目標を立てて努力することは、子どもの成長(両親や教師から見れば人づくり・教育)にとって大変有効だと思います。ピアノは幼少期の早い段階から学ぶことが出来るので、お勉強よりも早い時期に努力する姿勢を身につけられますし、貴重な成功体験を早いうちに体験させることもできます。ですから私の教室では多くの生徒さんが幼少期の頃から精力的にピアノ学習に取り組んでいます。
 一方、コンクールは同じ年頃の方々と同じ課題に取り組み、同じ目標に向かって成長し合うツールです。しかも全国エリアでの学習は、そう出来ることではありません。学習が進むと、時には世界の人々と学習する機会もあります。広い視野で自分を見つめ、自らが自分の道を切り開いていく経験を積んだ生徒さんは、コンクール以外の場でも着実に自分の自信につながる成果を上げています。最終的にピアノを頑張った私の生徒さん達は、それぞれが満足した道へと進んでいます。(進路については→こちら
    生徒さん一人ひとりの頑張った成果を詳しく紹介したいのですが、本当に嬉しいことに数が多すぎます。ここでは簡単にコンクールでの成績を紹介したいと思います。

ピティナコンペティション
  予選優秀賞 200名
      1位 17名   2位 10名   4位  3名    5位  2名 など 
  本選優秀賞  55名
      1位  6名    2位  8名   3位   5名    4位  4名   5位  2名 など
  本選奨励賞  48名
  本選優良賞  28名
  全国決勝大会出場   21名
      優秀賞  5名     銅賞   3名      ベスト賞   3名 など
  副賞   東日本栃木本選  1位  3名    2位  8名     3位  6名     4位  4名      5位〜  9名
            東北本選    7位
            東日本埼玉本選    2位    6位
            須賀賞   8名        栃木支部長賞   13名        
    栃木連合会長賞     4名        
            宇都宮市長賞    5名        佐野市長賞    4名       
    下野新聞社賞     6名       読売新聞社賞
    福島民友新聞社賞   埼玉新聞社賞    JR東日本賞    3名          デュオ最優秀賞    2名
            足利連絡所賞      熊谷支部長賞      福島テレビ賞       
       オンダ楽器賞    8名     上野楽器賞
            ロマン楽器賞    3名       集英堂楽器賞       
      ヤマハ小山店賞    3名       カワイ楽器賞   3名
            和光楽器賞    3名      ミリオン楽器賞    6名       
    教育楽器賞       全音楽譜出版社賞   
            サンリツ賞    2名      タカノ賞    2名       白石賞    3名          大貫賞        東IMC賞
            埼玉スバル賞    2名
                       など

栃木県ジュニアピアノコンクール
   最優秀賞      優秀賞   8名       奨励賞    7名

栃木県学生音楽コンクール
   小学校低中学年の部    1位      2位      3位  2名      5位  
   小学校高学年の部       1位  2名      3位       5位
   中学校の部                  2位      4位      5位 
   高校の部                     1位     3位
                       など

栃木県ピアノコンクール
   ソロ部門           1位  2名       2位       3位   
   プレ部門            金賞  3名      銀賞  3名       優秀賞  2名
   コンチェルト部門     1位   宇都宮市長賞
                        など
                    
ショパンコンクール in ASIA
   地区大会       金賞       銀賞  5名       銅賞  4名
   全国大会       奨励賞
   アジア大会   銅賞       努力賞  2名

日本クラシック音楽コンクール
    本選出場     小学生  5名        中学生  5名
           高校生  3名         大学一般  3名
    本選好演賞  4名        本選優秀賞  3名
    全国大会出場      5名

日本バッハコンクール
   全国大会      金賞       銀賞        銅賞         奨励賞  2名

ブルグミュラーコンクール
   全国大会      銀賞

北本ピアノコンクール
   本選        1位        2位  2名       教育長賞

ヤングアーチストピアノコンクール
   銀賞(1位なし)     銅賞        優秀奨励賞  2名      
    4位       7位        9位      入賞  5名

全国町田ピアノコンクール
   3位    審査員特別賞

彩の国埼玉ピアノコンクール
   奨励賞

全日本ジュニアピアノコンクール
   3位

ヨーロッパ国際ピアノコンクール
   ディプロマ賞

日本ベートーヴェンコンクール
   セミファイナル     銀賞  10名
   全国大会                3位       ディプロマ賞        奨励賞  2名

日本ピアノコンクール 
    中級の部         3位
    上級の部         最優秀賞       2位        6位
    特級の部         最優秀賞       3位

ジュニアピアノコンクール
    大賞  2名       最優秀賞  7名       栃木県知事賞  2名      
    栃木県教育長賞      宇都宮教育長賞  2名
    読売新聞社賞  2名       審査員賞        優良賞
    2台ピアノ部門      グランプリ

イタリア マッサローザ国際コンクール
   2位

ル・ブリアンフランス音楽コンクール
   審査員賞

Music Stadio C  ピアノデュオマスタークラス

   最優秀賞  



これまで、本当にたくさんの生徒さん達が頑張ってくれました。生徒さん達の喜びは私にもすぐに伝わります。こうやって私にたくさんのエネルギーを与えて来てくれた、生徒さん達みんなに感謝しています。そしてこれからも、生徒さん達がたくさんの成功を体験できるように、また、コンクールというツールを上手に利用しながら自らが成長し、満足のできる進路に進めるよう、お手伝いして行きたいと改めて思っています。



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2017年2月22日水曜日

さあ、やってみよう!!

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   子どもを育てるということは、人を育てるということです。子どもの成長過程に、大人がどのように導くかということはとても重要なことです。その全てを親だけで導くことは難しいことでしょう。子育ては、お子さんに関わる総ての力を結集して育てていくべきだと思います。その一つがコンクールです。コンクールは人づくりに必要なことが多く経験できるからです。
   さっそくコンクール編 第3回め「子どもにとってのメリットについて」お話しましょう。

①目標をもって努力することを知る
   「この曲をこんな風に弾けたら最高‼︎」という目標に向かって「コツコツと努力して感性を磨く」または「美しい表現を求めて自分を磨く」ために努力するのです。なんて素敵なのでしょう。これこそ情操教育です。そこに価値があると思いませんか。そのために具体的な練習目的を明確にして、小さなハードルを一つひとつ越えていくのです。その結果、努力する喜びを知ることになるでしょう。

②向上心を養う
  子どもは好きなことや興味のあることに夢中になっている時は、想像以上の成果を上げることがあります。その時は想像力・創造力や集中力などが溢れている時です。自分の限界に挑戦しているのです。その能力をあらゆることに使えるように養いたいものです。現状に満足することなく、向上心をもって自らが完成度を高めていくことになります。特にコンクールは同年代の人の演奏を聴くことで、多くの刺激を受け相乗効果を上げることができるでしょう。

③時間の管理を身につけることができる
   今の子ども達は、とても忙しい毎日を過ごしています。ですから効率よく時間を使うことを身につけさせたいですね。毎日の日課の中で、優先順位を決め、限られた時間のやりくりすることを学びます。コンクールの時は尚更、ピアノの練習時間を確保しなければなりません。その日にやらなければならないことを、きっちりとやり切るために身をもって学びます。

④自己管理を習得できる
   コンクール当日は、不安と期待の交錯する気持ちを抱えてステージに上がります。それまでの努力の成果を認めてもらうために、実力を出し切ることに集中します。本人の心中はとても複雑です。どんなに周りの者が励ましても自分自身でコントロールするしかないのです。その訓練は本番でしかできません。どんな不安やアクシデントにも打ち勝つ強い精神力と、冷静に対処できる判断力をも養います。事前の準備や当日のマインドコントロール、コンクール後の心の整理など自己管理を学ぶのに良い機会となるでしょう。

⑤結果を謙虚に受け止める大切さを学ぶ
   完成度高く仕上げ実力を発揮したとしても、思うような結果を得られない場合があります。その時は、自分よりももっと努力した人がいることを認めなくてはなりません。常に冷静に判断し、結果は真摯に受け止め次へのステップの糧とする考えを学びます。そのような謙虚な姿勢は人づくりの基となるでしょう。

   コンクールは参加型学習の場です。演奏当日を迎えるために精一杯の努力をして準備します。その過程だけでも集中力・判断力・応用力・想像力など多くのことを身につけることができます。そしてアナリーゼや想像力を活かして描かれたイメージを、音で表現するためのテクニックを習得して本番を迎えます。演奏前・演奏中・演奏後の精神的なコントロールを経験して身につけます。そのような経験を重ねることで強い精神力を養います。
   このようにコンクールは人づくりにとって経験させたいことを、コンパクトに体験することができます。期間限定での取り組みであること・そして結果が出ることなどの条件により、実に効率良く身につけることことができます。窮地に立たないと本気にならない方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。敢えて、子ども達を成長させるためにコンクールという場を借りて育てましょう。私の経験では人づくりのためのコンクールチャレンジは小学生時代が適していると思います。反抗期が始まると思うような効果が上がらないからです。
   そしていつの間にか心から音楽を愛する人に育ってくれます。それは音楽は心の表現だからです。最後に私の大好きな言葉で締めたいと思います。

“自己表現は心の開放である”



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2017年2月12日日曜日

私達も一緒に学びます

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 保護者の皆様が集う「学ぶ会」が開催されました。今回は6回シリーズの3回め「子どもに身につけさせたい力」と題してお話させて頂きました。雪降りしきる中、ご参加下さった方々に感謝申し上げます。今回の内容は改めて、多くの力が結集して子ども達は成長していくのだなぁと思い知らされました。そのため盛り沢山の内容になりました。ここではその中から、ピアノ学習をしながら充分に養える力について書かせて頂きます。また学ぶ会当日も時間の関係上、省かせて頂いたところも補足したいと思います。

<集中力>
   子どもは誰でも集中力を持っていると思います。なぜなら、好きなことや興味を持っていることは、長時間根気よく続けることができるからです。それこそ集中力ではないでしょうか。ですから集中力をつけたいならば、子どもが好きなことや興味を持っていることから始めれば良いのです。子どもが夢中になっている時は、自らが掲げた課題に向かって無駄なく能力を注いでいるときなのです。親もお子さんが満足するまで何時間でも付き合いましょう。そうすることで親子の絆も深まり、お母さんを寄り身近に感じるでしょう。
   集中力のスイッチON・OFFが身体に入るまで続けて下さい。お子さんは、その経験から集中することの効果や快感を体感します。そしてその快感を求めて、他の分野にも集中力スイッチをONに入れるようになります。そうなれば安心です。それまで根気よく付き合いましょう。

<判断力>
   人間形成上「自らが考え判断し、選択したことに責任を持つことができるように育てる」ことは重要な条件でしょう。しかし判断するには判断するための情報や資料などが揃っていることが必要です。それを参考にして決めていきます。それも経験量が必要です。幼い頃からその過程を親子で練習しましょう。
   判断力を養う方法として、私は彼らの思考回路を辿ります。問題に対してどのように考え、その答えを導き出したのか説明をさせます。つまり算数の式の部分です。そしてどのポイントでそのような考えに至ったのかを話し合い、正しく判断することの重要性を学習させます。その点、ピアノは瞬時に判断することの連続の芸術です。今出した音に対して次の音の響きを決めます。ですから時間の芸術と言われているのです。集中力・判断力が大いに学べます。時間はかかりますが、ピアノによって判断力を養うための訓練ですから根気よく取り組みましょう。

<応用力>
   目標に向かって先を見通せる人は、臨機応変に自分のやるべきことを組み立てられる人です。計画を立ててもその通りにはならないものです。そこで目標達成するために臨機応変に物事を考えられる人は柔軟な頭の持ち主で、応用力のある人と言えるのではないでしょうか。これもピアノの練習過程で養われます。「以前のあの曲のあの部分と同じだから、あの練習方法がいいんだ‼︎」などと、経験から解決方法を見出していくことが基本となります。基本無くして応用はありません。ピアノは応用力がないと効率良い練習ができません。小学低中学年で基礎固めをして高学年から応用できるようにします。

<思考力>
   学問は「なぜ?」「どうして?」という疑問を持ったことから発明・発見が生まれました。人は「できた!」「わかった!」と思った時からそれ以上に追求しようとはしなくなります。ですから「本当にできたの?」「本当にわかったの?」と自分に問いかける習慣を付けることで、自分の思い過ごしを避けましょう。疑問を持つことはとても大切なことです。そこから「考える」という行為が生まれるからです。常に「どうしたらよいのか」と自分に問いかけることが、学習の意欲を駆り立てモチベーションアップへと繋がります。
   私のピアノ指導の目的の一つに「練習メニューは自分で考える」というのがあります。小学高学年になったら「ここを弾けるようにするにはあのリズムとこのリズムを組み合わせて…」とリズム練習を選択できるようにするということです。このような能力は他の分野にも大いに役立つでしょう。

<想像力>
   想像することは、絵や文字が無くても無限に楽しむことができます。その世界を音楽で表現することができます。まさしく感性の表現です。多くの知識と経験から豊かな想像の世界を楽しませて下さい。

<会話力>
   会話をするということは人の話を聞くということです。そして自分の意思をまとめることに繋がります。相手がどのような考えを持っているのか知る手段です。相手の話に共感できたり、アッと驚くような話題を提供されると会話は弾むものです。
   ピアノ演奏の中にも会話がたくさん出てきます。決められたセリフで演じる劇と同じく、ピアノも楽譜があり演奏者の解釈によって表現されます。演劇と違うことは会話の相手がいないことです。ピアノは登場する総ての人を演奏者一人で表現します。それがピアノ演奏の宿命であり、醍醐味でもあります。そこで表現する技術と表現アイデアが欲しいのです。常日頃から想像力や多くの人との会話、ものを見る眼を養いたいですね。

<観察力>
   ものを見る眼を養うことはあらゆる世界に通用する能力だと思います。隅々まで神経を張り巡らせ些細な変化にも気づく能力は、創造性や研究心だけでなく成績向上にも繋がります。そして何よりピアノ演奏に大いに役立つのです。
   楽譜は「見る」のではなく「読む」のです。同じ音形がどこにあるのか、またどこが違うのかを見極めることから読譜は始まります。その変化を見つけられないとリーディングミスを招きますし、暗譜にも支障をきたします。学習面でも何回見直しても間違いを見つけられないことがあります。文字の上を目が素通りしているのです。細かいことに神経を注ぐ習慣を付けましょう。

<質問すること>
   質問することは大切な行為です。「なぜ」「どうして」にきちんと答えを見出してあげないと、説得力に欠ける形だけの音楽になってしまいます。特に楽譜は記号の集合体ですから尚更です。解らなければ先生に質問する勇気をもち、解釈することの完全理解を目指しましょう。
   お子さんにとって一番質問をしやすいのはご両親でしょう。その質問に真摯に向き合ってあげてくださいね。親子の会話も信頼関係も育まれることでしょう。

<自制心>
   「がまん」を知らない子は社会に順応しない・団体行動を乱すなど周りの方々に迷惑をかけることになりかねません。ピアノ演奏もメロディーを引き立てるために、伴奏を控えることの難しさは承知の通りです。ピアノの演奏は社会的バランスを表現しているのと同じだと思うのです。人間関係でも演奏バランスでも、主張するところ、控えるところをコントロールが肝心なのです。教育の現場では6歳ごろまでに社会参加できるように躾けると言われています。子どもが始めに乗り越える試練かもしれません。頑張ってほしいものです。

<外国に関心をもつ>
   私たちは西洋音楽を学んでいますので、西洋の国々の歴史・伝統・文化などの知識を得ることは必須です。音楽を通して外国に興味をもち、その知識がコミュニケーションの手段に活かされるでしょう。たとえ英語が話せても心を通わせることは容易ではありません。相手の方と共感し合って、コミュニケーションが取れるように知識をもつことは大切なことです。これからのグローバル時代に生きる子ども達です。英語をより有効に使うために外国に関心をもって取り組んでほしいです。そのきっかけをピアノ教育から始めたらいかがでしょう。ピアノ演奏は作曲家の国の歴史・作曲家が生きた時代背景などを調べて演奏に活かすのです。それを上手に活用して下さい。


今回も参加者の皆さんの声を掲載させて頂きます。(抜粋)
   *今まで、子どもに身につけさせたい力という事を深く考えた事がありませんでした。ハッとさせられたり、そうだなぁ〜と納得する事もあり様々な力があることに気づきました。我が子がピアノに限らず学習面でも向上していけるように、集中力の「本人が納得・満足するまでやらせる」からさっそく始めようと思います。

   *娘がピアノを通して一人前に自立した子どもになってほしいと思っています。親として心配な点が多かったのですが、今日の話を聞いて安心しました。子どもの集中していることに向き合って、集中力を高めてあげられるようにしたいです。

   *子どもと母親の関係を見直すきっかけになりました

   *子どもがいくつになっても始められることがあると思いました。今日からトライしてみようと思います。

   *忙しく毎日が過ぎてしまいますが、こうして立ち止まって考えることが大切だと思いました。

   *普段無意識でいたことに気づく機会になりました。理想通りにはいかないので、実行することを意識しようと思います。


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2017年1月29日日曜日

どうやって取り組めば??

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 時が経つのは早いもので、もう新年が明けて1ケ月が過ぎようとしています。

 お待たせしました。前回(こちら)の続きを綴りたいと思います。コンクールに挑戦するメリットのお話でした。このコーナーは初めてコンクールを受けようか迷っている生徒さんの保護者の方に読んで頂きたいと思っています。そして私の指導法も少し書かせていただきますね。


 私は子どもの将来に光を与えるために親として何をすればよいのか…と問い続けた答えが、コンクールにチャレンジすることで見つかりました。今回は辛口の内容ですが、自分の子どもの子育てと、生徒さんを指導してきた経験から私が学んだことです。世の中が変わっても親の子どもに対する思いは変わりません。以下を読んで私の話に興味を持った方がいらしたらとても嬉しく思います。

④子どもの性格を知ることができる
   コンクールでは子どもはもちろんですが、保護者の方も本気になって下さいます。そう言った時ほど子どもの本当性格が見えてくるのです。本気で取り組む以上、指導者の教えの通りに子どもを導き、できれば子どもに成功体験を経験させてあげたいと思うのは、親として当然の願いだと思います。しかしコンクールの結果以上に、自分の子どもがどんな性格なのかを知ることは、子どもをより大きく成長させるために導びく上で大変重要なことなのです。
   ピアノを本気で取り組んでいる過程では、根気強く取り組める子・すぐに飽きてしまう子/集中力がある・ない/真剣に物事に向き合える・ふざけて真剣になれない など子どもの性格が見えてきます。また、お母さんからは「うちの子、以外に打たれ強かった」「涙しても練習をやめません」「自信がなくて怖じ気づいてしまいます」などの声が聞こえてきます。

   ピアノに限らずどんな場面においても、子どもの成長に合わせて上手に導く術を保護者が会得しなくてはならないのです。そのためにまず、お子さんの性格をしっかり把握することがとても大切だと40年のピアノ講師としての経験からわかりました。その結果、本当に効果のある誉め方・叱り方の対策を立てられるようになります。そういった機会をコンクールは自然に与えてくれるのです。

⑤練習過程がいかに重要かを知ることができる
   ピアノコンクールに限らず様々なスポーツなどにおいても、一般的には結果だけではなく最終的な結果に至るまでの努力の過程が大切であることは、多くの保護者の方も百も承知だと思います。しかし大人である私たちが努力するのではなく、幼い子どものことですからその過程や結果を導く者の手腕にかかっていると言っても過言ではないでしょう。良い結果は良い過程の上に出来上がるのです。厳粛な雰囲気の本番で、緊張からボロボロになってしまう子どもの姿を見ることもあるでしょう。反面自信満々に演奏を披露する勇敢な姿を目にすることもあるでしょう。怖くて尻込みしてしまう子どもに出会うことも 稀ではありません。このようなことは時の運で決まるのではなく、子どもの精神的成長に見合った導き方と練習のさせ方が影響するのです。コンクールはこのような過程の大切さを、家族で学べる機会でもあるのです。

  時々お子さんよりもお母さん自身が疲れ、苛立ち、嫌気がさし逃避したくなる方が少なからずおられます。お子さんはどんなに叱られても、お母さんと一緒に居られること、お母さんが自分に向いてくれていることが嬉しいのです。ですから意外に平気なのです。子どもは自らをコントロールすることはできません。それにお母さんの顔色を見るようでは困りますね。ここは大人がお子さんの状況に応じて接してあげることです。そのお母さんが挫けてしまい諦めてしまったらお子さんは育ちません。コンクールが、お子さんがお母さんを鍛えてくれていると思いましょう。辛いのはコンクールを受ける家族皆同じです。コンクールの挑戦はお母さんの挑戦でもあるのです。コンクールに参加を決めた時から結果に至るまで、お母さんと子ども、時にはお父さんも必死に取り組みます。こうして努力の過程がいかに重要かを家族で学ぶことができます。それはきっとピアノ以外の場でも活かされていくでしょう。コンクールはそういった機会をいち早い段階で与えてくれる場であるのです。

⑥親子で同じ目標に向かって歩む尊さを知ることができる
   勿論コンクールチャレンジ中は苦しい日々です。しかし、そこで親子が一つのことに必死に取り組むことの充実感・幸福感を味わうことでしょう。これもコンクールにチャレンジするメリットです。

   レッスン時のお母さんのお顔が晴れやかな時、引きつっている時、困り顔の時もあります。そのような真剣なお顔を拝見すると、私たち指導者も「100%態勢でサポートしなきゃ‼︎ 共に苦しみ、共に喜びたい」と思うのです。そうなってこそ生徒・保護者・指導者で作る「成功へのトライアングル」の土台が出来上がるのです。指導者と蜜な関係を構築できるのもメリットの一つです。そうは言っても、時に残念な結果になる時もあります。しかしその結果よりも親子で手を携えて一生懸命取り組んだ充実感は、何ものにも代え難い尊いものなのです。本気で取り組むからこそ得られるものなのです。子どもが幼いうちから、このような経験ができるのは、間違いなくピアノコンクールにチャレンジするメリットと言えるでしょう。

⑦言葉のかけ方を学ぶことができる
   親であれば、勉強ができる子なってほしいと願うのは当然のことと思います。しかし勉強に本腰を入れるのは、小学生になってからでしょう。しかしピアノは幼稚園の段階からでも本気で取り組むことができる数少ない習い事です。ピアノに一生懸命取り組む姿勢は、後々勉強に取り組む姿勢にも繋がっていきます。ですからピアノ練習中でも勉強中でも、子どもの意欲を駆り立てるようなお母さんの言葉かけはとても大切になります。しかし始めからそれが上手にいくとは限りません。実際には試行錯誤の連続です。そしてそのような試行錯誤の状況は、親子が本気で取り組む時に育まれるのです。そのような機会をいち早く経験することになるのがコンクールだと思います。
   私の長い指導経験からアドバイスさせて頂きますと、効果を上げるにはいつも明るくユーモア溢れる家庭環境が大切な条件になります。そのような環境はお子さんの心を開放させます。そのような条件で練習や勉強をさせたいのです。その環境の中で要所に、できるだけ簡潔に、明るくさり気なく声をかけるのです。その言葉はお子さんの体験したことから選んで下さいね。子どもは体験したことなら理解がし易いのです

  コンクールを通して親子が本気で取り組み、指導者のアドバイスにも真剣に耳を傾けるようになると、お母さんは自然とお子さんにスーと浸透する言葉やピタッとハマる言葉を見つけようと努力するようになります。それは常にお子さんと一緒にいるお母さんだからこそ見つけられるのです。この訓練はコンクール当日や本番直前は勿論のこと、受験時の言葉かけのも大いに役立ちます。親の思いや願いが先走ってお子さんにプレッシャーをかけてしまったり、重荷を背負わせてしまうようなことが無いように、お母さんもお子さんの成長と共に訓練しましょう。お母さんの直前の言葉はとても大きな影響力を持ちます。言葉のかけ方ひとつで子どもの人生が大きく変わることもあるのです。ですから親子でコンクールに挑戦することによって子どもへの最適な言葉かけを模索しそれを積み重ねていくことは、子どもの成長に伴って後々大きなメリットとなるのです。

⑧結果に一喜一憂しない自分を作ることができる
   コンクールは一生に一回限りのものではない事を忘れないでください。何度でもチャレンジできるものです。これはコンクールの利点です。ですから一回の結果で右往左往する親の姿を、決して見せないでください。その姿を子どもは実によく感じているのです。そしてその結果、継続して努力する姿勢や大きな事に挑戦するチャレンジ精神の喪失に繋がってしまう事があります。それよりも一度の結果に右往左往することなく、着実に前を見据えて最後の最後に満足できる結果を得ることの方が大切ですよね。コンクールは何度もチャレンジする機会を与えられる素晴らしい挑戦の場です。残念な結果が出てしまった時に、落胆したり悔しい気持ちを持つのは当然です。しかしお子さんのために、結果に一喜一憂強い精神力を養ってください。
   ここでそのような時の対処法の例を挙げておきましょう。結果ではなくそれまでにどのくらい努力できたかを親として認めてあげられれば、お子さんにとっては成功体験となります。良い結果の時は「◯◯ちゃんの努力に対してのご褒美よ!」と話ましょう。残念な結果だった時は「今日までよく頑張ったね。お母さんは途中でやめてしまうかも…と思ったよ。でも最後まで頑張ってくれて嬉しいよ。」と努力を讃え認めてあげた上で「でも◯◯ちゃんよりたくさん練習してた人が多勢いたんだね。悔しい?悲しい?じゃあ次はもっと頑張ろうね。」と励ましてください。お子さんはその言葉でホッとするのです。
   さてここからが要注意です。お子さんはコンクール後のお母さんをよーく見ています。その後のお母さんの態度が冷たくなる、言葉がキツくなる、イライラが頻繁になる、ため息をつく、ことある毎にお子さんを責めるなどをすると、本当にそれまでに培ってきた親子の絆が消えていってしまうのです。何といってもお母さんはお子さんにとって総てなのです。お母さんの気持ちをヒシヒシと感じているのです。お母さんのすべきことは、できるだけ早く心の整理をして次回に向かって一歩前進することです。そういうお母さんの手助けをすることも、ピアノ指導者としての役めだと私は思っています。

   コンクールの結果で悔し涙を流されるお母さんや、溜め込んだ不満やイライラを表に出されるお母さんもいらっしゃいます。そういったお母さんの大変な思いをよく聞くことも、ピアノ指導者の大切な仕事だと思います。子育てをした経験と常に生徒さんと接している私だからこそ、親の気持ち、子どもの気持ちに寄り添えると思うのです。ですからどうぞ私にその苦しい思いをお話ください。少しでもお母さんの抱える心のつかえを取り除くお手伝いをさせて頂きます「一緒に頑張っていきましょう!」というスタンスでお付き合いさせて頂いています。親としての心構えをも、コンクールでの経験を通して学ぶことができます。

⑨親子の絆が深まる
   コンクールチャレンジ期間は、言葉では言い表せないほどの尊い経験をします。親も子も、もがき苦しみますが終わった時はやり切った達成感に包まれます。そして特にお子さんが幼いうちからチャレンジしたお母さんは、我が子ながら「◯歳なのにスゴイ‼︎」とお子さんを愛おしく思えるでしょう。お子さんはお母さんと一緒に居られたことと、叱られたことよりたくさん誉められたことが心に残るのです。そうして親子の絆がいっそう深まるのです。

   自らが希望してチャレンジしたコンクール。それは親子で尊い経験をするためにチャレンジしたのです。そして親子で成長しあった数ヶ月なのです。親業のキャリアは子どもの年と同じです。お子さんが初めて経験することはお母さんも初体験なのです。悩み苦しむことは当然です。落ち込むことなく、お子さんと一緒に成長していけば良いのです。ぜひコンクールに果敢に挑戦し、素晴らしい親子の絆を築けるように頑張ってください‼︎

 最後になりましたが、コンクールにチャレンジする前にステージ経験を何度か踏ませることをお勧めします。お子さんがステージでどのようになるのか見極めてからチャレンジした方がいいと思います。そのために、お教室の発表会やステップに参加するのも良いでしょう。特にステップ(こちら)は、誰でもどこでもステージ経験ができアドバイスも頂けますので、模擬体験には最適です。微力ながら私も審査員やアドバイザーを務めさせて頂いております。(こちら

   以上で保護者の方がコンクールから学べることを書かせて頂きました。私の話に興味を持った方がいらしたら嬉しく思います。


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