2024年10月1日火曜日

大城依子先生によるリトミック講座

 雲一つない秋晴れの日が続く今日です。秋の空気感、なんと清々しいことか・・・

 今年も先月23日に大城依子先生によるリトミック最終講座が行われました。リトミック界の第一人者である大城先生のお話は、リトミック暦の浅い方から経験豊かな方までどなたにも深く心に響くものでした。そして最終講座に相応しい「リトミッックとは?」と改めて問いかけられ原点に立ち返る内容で幕を閉じました。



 参加する方々の目的は様々。リトミック講座は初めてという方は、基礎的な拍子や音価を身体で表現する経験をしていきます。参加回数が増えるごとに、歩きながらピアノの音に身体が即時に反応できるか真剣にピアノの音に集中します。複雑なリズムの変化に反射神経をピリピリさせながら運動機能を養います。それから、時間的空間の扱い、エネルギーの実感、コミュニケーション、身体と脳の鋭敏さを体験していきました。そして今回は、形式・8分の12拍子に乗りつつ動的造形に挑戦しました。音楽を学ぶ上で必要な要素を頭ではなく、視覚・聴覚・触覚を関連づけて表現することの学びでした。

 指導者の学びは生徒さんのレッスンに直結します。知識としての理解だけでなく、実際に身体で動いてみると8分音符の軽快さや全音符の大きさ、深さ・重力など実感できます。それが響きとして空間に放たれる音になるのです。そのような感覚を磨くことが、音楽を奏でる全ての方々の演奏に大きく影響を与えるでしょう。つまり身体が楽器になり変われるような感覚です。そのためのノウハウを常に身につけ磨くことが、私たち指導者に課せられた課題であると思います。その学びを生徒さんに還元することをやり続けなくてはいけないことを、大城先生から学びました。大城先生も「日々リトミックやピアノの勉強を続けます!!」と言い添えてお帰りになりました。どの道も極めるためには鍛錬を積むことが大切なのです。


IKUKOでした。

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